「…三篠様ぁー!」
「あら、三篠様!ちょっと寄ってってくださいな。サービスしますわ」
「…ありがとう。後で寄らせてもらうよ」
「三篠様!こっちにも寄ってってくれよ!サービスなんて言わないでタダにするぜ」
「それはありがたい。後で頂こうか」
「三篠様!今日何の日か分かります?」
「その子の誕生日だろ?おめでとう、お祝いの品を送ろう」
更に驚いたのは、三篠の人望の厚さ。
三篠は一人一人のことを覚えていて、ちゃんと考えている。
こんなにも一人一人を大切にしてる王様なんてどの世界を探してもいないだろう。
本当にすごいんだな、三篠って。
こんな人が王様だったら、生きてるのが楽しいに決まってる。