狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





三篠の声が聞こえて、意識がまたハッキリしてきた。




そこにいたのは間違いなく三篠だった。




三篠は紅葉から降りると、すぐさま私の元に走ってきた。




紅葉は群がっている妖怪達を片付けた。




「…おい、しっかりしろ!小雛!」




「…みさ、き……」




何とか返事をする。




私の声にホッとした三篠はすぐに自分の着物の袖を破き、私の肩口に当ててくれた。




「……っ!?」




かと思ったらいきなりおかしなことが起きた。




唇に何かが重なっている。




これは三篠の唇………?




え、私、三篠にキスされてるの……?




拒絶しようと思っても、腕が痛くて何も抵抗できない。




キスが激しくて息が苦しい。