狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





背後から首元に鋭利な物で、斬りつけられた。




幸い首から逸れたけど、肩口から血が溢れ出した。




傷口を手で押さえるけど、血が止まることはない。




更に傷口を押さえていた腕にも斬りつけられ、腕からも血が出る。




痛みに耐えられず、その場に倒れる。




どうしてこんな、ことになっちゃったの……




意識が朦朧とする中、また脳裏に光景が映し出された。




それは大きな狐になった紅葉に乗った三篠が、血相を変えて遠くからやって来る光景だった。




三篠が来るの……?




そんなわけないよね…
だって三篠は今日はあっちの世界で、やることがあるから来ないって………




「………小雛!!!!」