狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





そこにいたのは目をギラッと赤く光らせた、妖怪達。




しまった……!
で、でもこのお守りがあるから、私が鵺姫だとは気付かれな……




「…嘘、お守りが………ない…!」




体育の時はあったのに!




もしかして、着替えてる時に紐がとれた……?




《………ヤヒメ…………ヤヒメダ…》




逃げないと、私が鵺姫だとバレてる。




私は路地裏を出て、神社へ向かって全力で走った。




妖怪達はその後を猛スピードで追いかけてくる。




速すぎる。これじゃあ、すぐに追いつかれる…!




「……ゔぁっ!」