狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





「…小雛様、私はこのことを三篠様にご報告して参ります。
小雛様は一刻も早くここから離れて神社へお帰りください!」




紅葉の威圧感に負けて、私はコクリと頷いた。




私が頷いたのを確認すると、紅葉は一瞬で煙となって消えた。




私は立ち上がって、トイレに行くと誤魔化して制服に着替えた。




この時、首にかかっていたお守りが落ちたことに気付かなかった……









帰り道を全力で走る。




早く、早く帰らないと……




近道をしようと路地裏に入った。




そこには出会ってはならない物がいた。