狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





学校が終わり、私は早足で家に帰る。




三篠に聞きたいことがたくさんある。




家の鳥居が見えると、そこに立っている金髪の男の人がいた。




……人じゃない、半妖だ。




「…み、三篠……?」




恐る恐る声をかけると、三篠は目を開けてふっと笑った。




「…おかえり、小雛」




頭を優しく撫でられる。
なんでかは分からないけど、三篠の温もりはすごく安心する。




「…もしかして一日中ずっとここにいたの?」




私の質問に、三篠はいやと言って首を横に振った。




「…一度、妖怪の世界に帰った。それで小雛が帰ってくる頃にまたこっちに来た」




え、じゃあ私のためにまたこっちに来たの?




どうしてそこまで私の傍にいたがるんだろう……




三篠の狙いというか目的がイマイチ分からない。




そのまま私は三篠と参道を上った。