狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





1、最強ノ巫女・白鵺ノ血ヲ受ケ継ギシ人間又ハ妖怪、鵺姫ト言ウ。




2、鵺姫トナル人間ヤ妖怪ハ、黒髪ノ女ノミ。




3、鵺姫ハ白鵺ノ「力」ヲ一部受ケ継グ。ソノ「力」ハ、鵺姫ニヨッテ異ナル。




4、狂愛サレレバサレルホド、鵺姫ノ「力」高マリ、妖王ノ「力」ヨリ強大ナモノトナル。




5、ソノタメ妖王ハ、鵺姫ヲ狂愛スル存在デナケレバナラズ、鵺姫ハ妖王ニ狂愛サレネバナラヌ。




この狂愛ノ書を読むと、改めて鵺姫が存在したことを感じる。




鵺姫は黒髪の女ということは、私は生まれた時から既に鵺姫と決まっていたのだろうか。




そして白鵺の力である「千里眼」を私は受け継いだ。




妖王に愛されることでその力が増すのは初めて知った。
私も妖王を愛することで、妖王の力はより強くなる。




ということは鵺姫と妖王はお互いに愛し合ってないと、力は強くならないってことだよね?




でもどうして……




「…どうして愛することが、力の源なんだろう」




声に出してもお母さんは答えてくれなかった。
きっとお母さんも何も知らないんだよね。




私は次のページをめくった。