狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~





改めて好きとか言われると照れてしまう。
顔が熱くなって、三篠から目を逸らす。




「………小雛」




しばらくの沈黙の後、三篠に名前を呼ばれた。




ゆっくりと顔を上げると、そこには真剣な眼差しで私を見つめる三篠がいた。




「…ずっと気になっていたんだが、目が覚めた時に言った『本当の気持ちに気付いた』というのはどういうことなんだ?」




本当の気持ちに気付いた……
あ、深寿さんが謝った時に私がさりげなく言った言葉。




三篠はずっと気にしてたの?




あれは三篠のことが好きという気持ちに気付けたという意味であって……




それを直接三篠に言えと?




考えるだけで顔が熱くなってきた。
三篠に好きだなんて、恥ずかしくて言えないよ。




でも三篠はジッと私を見つめて、答えてくれるのを待っている。




これは言わなきゃだよね……
三篠はあんなにも私のことを好きって言ってくれたんだから。




私も自分の気持ちを三篠に伝えないといけないよね。




私は大きく深呼吸して、口を開いた。