それから、夕方になるまで遊んだ。 「今日、デート気分になれた?」 「うん。大満足。ありがとう。」 「ううん。」 「また、顔真っ赤。」 「嘘だー!あっ本当だ。」 「おもしろい!!」 「ありがとう!じゃあ、また学校でね!」 「うん!」 手を振って歩き出した時、優君に手を掴まれた。 優君は私の手を掴むと自分の方に体を引き寄せた。 こ、これって…抱きしめられてるんだよね…。