「圭人照れんな。」 隼人君の言葉にみるみるうちに圭人君の顔が赤くなっていく。 「黙れ。」 「顔真っ赤だと怖くねぇな。」 隼人君はおもしろがってるみたい。 「おーい、みんな体育館に行くよ。」 学級委員の声にみんなが廊下に整列した。 「緊張するね…。」 圭人君を見たら無表情で私を見ていた。 「何か顔についてる?」 「ついてない。」 「そっか…良かった。」 体育館に入ると順番に椅子に座る。 というか……琉菜遅いしどこに居るの?卒業式始まるのに。