「えっ、ちょ、圭人君?」 「何?」 席を立ち上がって圭人君の腕を掴むと睨まれた。 「ご…ごめんなさい。」 掴んでいた腕を放した。 「別に。」 「怒ってる?」 圭人君の顔を覗き込んだ。 「は?なんで僕が怒らないといけないの?意味がわからない。」 「素直になれよ。」 声がしたので振り返ると隼人君が笑いながら圭人君を指差していた。 「黙れ。隼人は引っ込んでろ。」 「素直に僕と遊んで欲しいって言えよ。」