「事故からもう2年経つけど茜、傍に居てやらんで寂しい思いさせてごめんな。」 茜は一筋の涙を流した。 「…迷惑掛けてばっかで……頑固ですぐ拗ねたりするけど隼人はこんなうちでも受け止めてくれる。もう…感謝しかないな。」 「泣くなよ。俺は茜が居るから毎日が楽しい。だから一生傍に居てくれるよな?」 夕日の光が窓に差し込む。 「うん!!おじいちゃん、おばあちゃんになっても一生傍に居る!!」 茜は掠れた声でいつもの明るい笑顔でガッツポーズをした。