「なぁなぁ。次どこ行く?」 「観覧車がいい。」 「観覧車、回るの遅いから無理やわ。」 茜はまたアイスを頼んで笑顔で食べていた。 「もう…6時半やな…まぁいいや。観覧車乗ろっ!!」 アイスを食べ終わったと思ったら茜は1人で観覧車の方に走って行った。 小学生みたいだな。 後を追うと柄の悪い男とぶつかって茜はその場に倒れていた。 「ちっ。お前どこの奴や?」 止めに入った。 「すみません。俺の彼女がぶつかったみたいで本当にすみません。」 深々と頭を下げて上げたら思いっきり頬を殴られた。