「まぁ…いいや。」 隼人は素直に受け止めた。 俺も、 「別にいいんじゃない。」 と、言った。 隼人のおじいちゃんは瑞希を呼び出すと他愛もない会話をしていた。 「なぁ、隼人。」 「ん?何だ?」 「彼女大丈夫なのかよ?」 「わからない…。このまま目を覚まさないで死ぬ可能性も無くは無いそうだ。医師が言ってた。」 隼人はどこか寂しげだった。 俺は隼人より幸せってことに気づいた。