「歩美は俺のいとこだよ。」 「い…いとこ!?」 「うん。だから…恋愛対象外。」 何故かホッとしてしまった。 「でも、歩美は幼い頃から病気を患っていて…それで俺が歩美の支え役をしてたんだ。」 先輩は空を見上げながら話していた。 「まぁ、ただ周りの人達が勘違いしたみたいで、噂で俺と歩美が付き合ってたとか誰かが流してよ。それはあんまりいい感じしなかった。」 「そうですよね…いとこを彼女扱いされるなんて。」