意地悪くても優しかった龍の存在がどれだけ大きかったのか、龍が居なくなって気づいた。









でも龍は私に笑顔で約束をした。









『必ず…瑞希のところに戻って来る…… だから待ってろ。』








私はずっとこの言葉を信じていた。









でも、何年経っても龍はまだ戻って来ない。