しばらくの沈黙。 「…なんで言うんだよ…。好きって。」 「だって好きなんだもん…しかもタイムリミットがあるし。」 気まずい空気が流れる。 「…俺も橋本が好き。最初は生徒としてって考えてたけど、なんか違う。」 「うん。」 「あと二週間、我慢できるか?」 「頑張る。そしたらつきあってくれるの?」 「ああ。もちろん。」 「本当に?夢じゃない?」 「じゃぁ、夢から覚ましてやる。」 先生からのキス。 「起きた?」 「夢じゃなかった!」 あたしは先生に飛びついた。