2月2日12:18


「先輩……やっとありましたよ……

もう疲れました……」



「遅いわ。何時間かかっとんや。

もう昼やないか……

まぁでも、ご苦労さん。助かったわ」



「もう、資料の量が山のように……

そうだ! 当時の聴取した担当は、片桐さ

んでしたが……」



「あ……そうか年末の一連のでか……」



「はい……お亡くなりになったので、

文面でしかもう詳細は分かりませんが」



「いや、充分や。ありがとな」



「でも今さらその聴取がなぜいるのです

か?」



「わからんが、勘や、勘。今回の騒動と

のな」



「え! まさか犯人の手がかりが?」



「まだわからん。今から目を通すから、

お前は休憩しとけ」




義信は当時の聴取したファイルを開きだ

していた。