ーsideミリヤー

スゴく、嬉しい!!

ユウキがわたしの事が好きって。

好きって言われた時、わたしはユウキに『一番言って欲しかった言葉なんだ!』って。

だからわたしの答えは直ぐに決まった。

『Yes』

それしか無かった。

今、包んでくれてる温かくて、安心できる場所。…絶対に離れたくない。

暫く抱き締めて貰ってると

「ミリヤ、ユウキ。」と、突然男の人の声がした。

わたしはびっくりしてユウキの腕の中から逃げようとするけど、男の人の力には逆らえなかった。

「やはり、そうなったか…」えっ!?振り向くとお兄さまが居た。…さっきの声はお兄さまだった。ユウキさんがようやく離してくれてユウキさんが

「はい。…互いに同じ思いを持っていました。」とお兄さまに言った。