「ちょっと!?彗斗?てかお金…」 「そんなのいいから早く行くぞ!」 早歩きをしながらスタスタと歩く彗斗。 「ねぇ!やめようよ!緋呂くんも迷惑だって。」 「心配すんな♪」 その一言を聞いてこれ以上なにを言っても無駄なんだって悟った。 それからしばらく歩くと見慣れた景色が目に入ってきた。多分もうすぐ緋呂くんの家につく。 そんなことを思いながら歩く。 「着いたー♪」 その声と共に彗斗はチャイムを鳴らした。 ワクワクしながら待つ彗斗を横目で見ながら私はすごくドキドキした…