それから神谷と色々会話をしたが、彼の偽りの有力な証拠は出て来なかった。


彼は全世界を旅する生活だったが、

久々に日本に帰って来たらしい。

そしてこの車は父から譲り受けた物らしい。

通勤にはバイクを使っているらしい。

エコカーを使えばよいと思ったが、

バイクもその軽さからかなりの省エネではある。


まぁ、自転車には敵わないが。

私は歩く事が好きだから自転車にも用事がない。


買い物の歩き。だが、買ってきた物を入れる冷蔵庫の使用は別々。


だから、最近は省エネの為に冷蔵庫を合併した。

だから彼女に頼まれた物も私が買って来る。

省エネの話を神谷にしまくってやった。

彼はパソコン以外の電化製品は使わず、

食事は全て外食や取材だと聞いた。

負けた。省エネでも負けた。

今日は彼の車より燃費の悪い車に同乗していた時点で既に負けていたが。

チクショー! と思ったところでガソリンスタンドに到着し、

ガソリンを購入し、普通の車とは違う車の前のトランクに入れた時には、


彼の車のガソリンが入る姿を見つめた。ガソリンの高騰の為に凄まじい値段になっていた。


イギリスやドイツでは更に高いと言うが、

社会保障や、行政サービスが違う為に安易に真似はできない。


最近の国民から取るだけの政治に限界を感じていた。


今の時代に必要なのは投資である。

そして利益を生み出し、赤字を補填するのだ。

だが、国は取るばかりを強め、弱者救済の費用は減らし続けるばかりだった。