そんなこんなで、結局私は歩いてインターに向かった。

料金所で申告するとガソリンを売って貰えたらと思ったが、

高速道路で燃料切れになる車は稀だろうし、


インターの手間で止まる事などあり得ない。


有り得ているから私はこうして歩いているのだが。


クラクションの音が聞こえた。

先程の赤い車が道路脇に停車していたのだ。

あのハザードは彼も燃料切れかも知れない。
やった!