携帯小説を書く実。
それを密かに楽しみにしている詠美。
この二人からこの物語は始まる。
何処にでもいる普通の若者達だ。
詠美は大学に通う生徒。
お金が勿体無いので、
携帯電話はメールと、
家族との無料通話のみ。
一方、実は携帯小説だから、
携帯で書かねばと無理に頑張っている変わり者。
彼のパソコンは携帯が便利になって休業している。
ホコリがかむり、既に壊れているかも知れない。
倹約家の彼が新しいパソコンを購入予定は今の所は無い。
最近はノートパソコンの値段が下がり、
購入を考えているが。
最新のゲーム機の購入も古いゲームを200本未クリアーなので買う予定はないので、
こちらは更に絶望的である。
彼の主な給料の使い道は、
オーデコロンと、高価なシャンプーとコンディショナー、
そして、バーゲンの半額の服や、
また安くなったゲームソフトや本。
それが主な使い道。彼の車は車検のみで知人から譲り受けた車で、
その支払いは即金で済ませた為に、
後は税金と、食品と生命保険程度である。
家賃はいらない。親と同居している為だ。


