桃香「ほら、ふざけてないで教室戻りなさいよ」













博貴「え~……………わかった…」













名残惜しそうに抱きつくのをやめ、教室を出るとき












博貴「………瑞季、……………また来るから」













そう言って自分の教室に戻って行った













「…………はぁ~…ビックリした」













桃香「よっぽど瑞季のこと気に入ったみたいだね~隅に置けないヤツ~」












そう言って桃ちゃんは笑っていた













「からかっただけだよきっと!!私がよそ者だから」












桃香「何言ってんの!!確かに瑞季は珍しい子だけど、だからと言って他にも転校してきた子はいるんだよ!!今まで抱きつかれた子なんて誰1人いないんだよ!!絶対瑞季が気に入ったに決まってる!!」












いやいや、ないでしょ きっと他の人は可愛いから普通に対応したんでしょう 私みたいなヤツには変わった対応してみたかっただけに決まってる!!












博司「おはよう桃香ちゃん、おはよう瑞季さん!!」













「あ、おはよう博司君!!」













桃香「おい、挨拶のテンションなんで違うんだよ!!」












博司「そりゃあ可愛い人と会話するときはテンション上がりますよ」












桃香「あたしが可愛くないって言ってんのかな…?」












博司「そこまでは言ってませんよ」













「ね、ねえ桃ちゃん、博司君って女子には優しいんだよね…?」












博司「そうですよ しかし、桃香ちゃんは半分男の血が入ってますんでつい…」












桃香「入ってねえよ!!適当なこと言うなよ!!」