博司「できれば名前で呼んでくれませんか?僕も瑞季さんのこと名前で呼んでるんですし」











「あ、それもそうですね!! 」











元々人見知りの私は声をかけることも苦手な上、基本は相手のことを名字で呼ぶことが多かった 名前にきりかえるタイミングがわからないことも1つの理由だ
でもこのままじゃいけないよね 皆が仲間って言ってくれた それなら私自身もそれなりの対応をしなくてはいけない











「…ひ、…博司、君…?」











博司「……やっぱり名前で呼んでもらえるのは新鮮でいいもんだね」











博司君は照れくさそうにでも、とても嬉しそうに笑ってくれた
青い瞳がとても綺麗で吸い込まれそうな感じにもなる











桃香「そういや真二はまだ学校?もったいないよねせっかく瑞季と一緒に帰れるチャンスだったのに」











博司「単細胞ならまたフりに行きましたよ」











桃香「あ~ね、やっぱ違う土地から来た人はイケメンに見えるものなのかね」











「?…………どういうこと?」











桃香「他の人から見たら真二ってカッコよく見えるらしいよ あたしは真二と幼なじみだからそんなこと思わないけど…小学生の頃からラブレターとか頻繁に貰ってたらしいよ 今日なんかもう告白されてんの5人目だよ!?皆、目がおかしいんじゃないかな!?」











確かに、真二君はカッコいいと思う
金髪の色白長身で赤い瞳は綺麗な色でまつげは少し長めの形が整った男の子
よくよく考えたらモテてもおかしくない











博司「単細胞もわからないヤツだな どうせ相手がいないのだから付き合えばいいのに」











桃香「いや、そういうあんたもよく女子フってるじゃん!! 」










博司「僕はただ皆と平等に接したいだけだ 単細胞は何も考えてないだろうが 告白する女子の気持ちになって考えろよ」










桃香「仕方ないわよ 好きなひとがいるんだから 全く、初対面で一目惚れなんだもんね」












博司「そういえば妙に自己紹介テンパっていたな………それならなおさら今チャンスだったのに」










「真二君って好きなひといるんだ!! 一体どんなひとなのかな?」












でもきっと、とても素敵な人なんだろうなぁ……会ってみたいな











桃香「……………瑞季は天然なんだね…」











博司「これは単細胞も苦労するだろうね」











??話の内容が理解出来ない……でもとにかく真二君の恋、応援しなくちゃね!!