《 出会い 》

私は教室に向かって歩いていた。廊下はものすごく・・・うるさい!

男1「ぎゃはははは!」  

男2「今時、ダセェ」   

男3「オラァどけ」        

男「あっ、てめぇーまちやがれ!」 


はぁ。本当うるさい!いい加減静かにしてくれないかな(黒笑

そんな事を思っていたら・・・・・・

いつの間にか教室の前だったりする。

『はぁ(ガラ おはようございます。』

私は教室に入った。教室の中は男ばっかり。

そういえば、ここって元男子校だったんだよね。

全校が450人でそのうちの50人が女子

それで、1年の女子が15人しかいないんだって理事長が言ってたな。そう考えていたら一人の女の子が近づいてきた。

?「良かった~。女子私だけかと思ったよ

あっ私仲村千里(なかむらちさと)って言う

んだよろしく!てか、友達になってくださ

い!」

『よろしく仲村さん。私佐野優姫って言うんだ、優姫でいいよ!』

千里「ありがとう。優姫、私の事は
   千里って読んでね」

『分かったよ!』

千里は私と違って美少女。どっちかっていうと可愛い系だと思う。 

千里「ねぇ。優姫、ここのトップの人達知ってる?」

『知らないけど。』

千里「ええ!優姫知らないのここまとめてる2年の人達の事だよ!」

『だからどうしたの?』

千里「その人達、天龍っていう族の幹部の人達だよ!」

『へぇー』

千里「その様子だとほかのところも知らないみたいね」

『うん。知らない!』

私にはもう知らなくていいことだから・・

千里「じゃあ私が教えてあげる。ここは
    さっき言った天龍ってところの
   人達がいるの」

千里「でここと同盟組んでいる南高校は
   空龍(くうりゅう)っていう族の
   人達がいる。」

『で他の2校も族何でしょ』

千里「そう、敵対してる西川高校は
   黒龍(こくりゅう)で北野高校が
   紅龍(せきりゅう)っていうの」

どっかで聞いたことあると思ったら・・・

全国ナンバー、上位の族ばっかじゃん!

えっと、紅龍が全国No.4で黒龍が全国No.3

空龍が全国No.2。そして、天龍が全国No.1

だった気がする。

千里「なんで、この4つの族に龍が付いてい
   るというとある族に憧れてつけた
   らしいんだ」

『ある族って?』

千里「白龍っていう族なんだ」

『えっ!・・・・なんで?』

千里「白龍は世界No.1の族なの。白龍は
   昔から強かったんだけど3年前から
   勢力がつよくなっんだ。
   
   それで、白龍に憧れて龍の文字を    つけたんだ。」

『そう・・・・なんだ。・・・』

千里「私、族は好きじゃあないけどすご
   いと思う人はいるんだ」

『千里がすごいと思う人って誰?』

千里「それはね。白龍の12代目総長の
   舞龍なんだ」
 
『・・・・・・』

千里「その人はね、昔襲われそうになった   私を助けてくれたんだ。」

 覚えてる。2年前、私が世直しに出てた
 
 とき、路地裏に連れて行かれそうに

 なった子だ。
 
千里「私がすごいと思った理由はね、
   その人女の人だったんだ
   同じ女なの私とは違ってた。
   戦っている姿がとても綺麗だった」

『なんで・・・女の人って思うの?』

千里「声だよ!大丈夫?って私に声を
   かけてくれたんだ。そのとき
   透き通る綺麗な女の人の声だった
   んだよ」

 そっか、私あの時すごい必死たんだ。
 
 あの子を助けなきゃて思って声低く

 するの忘れてたんだ。

千里「他の族の人達だって舞龍に憧れて
   いるみたいなんだ」

千里「でも、舞龍は総長を辞めた。
   その理由は知らないけど仲間の
   為だと思うんだ」

『・・・・そうなんだ』
 
 私が総長を辞めたのは仲間の為。そして
 
 自分のため。

 私は仲間を殺した私のせいであいつは

 意識が戻らない!

 私がいると今度は仲間が死ぬ。だから

 私は辞めた。・・・・・・・・でも

 本当は自分のため。仲間に嫌われたく

 ないから、軽蔑されるのが嫌だった

 から。

 ただ、それだけの理由で私は逃げた。

 舞龍(わたし)は最低の奴なんだ

 だから・・・・・・・・・・・

 私はなにもすごくない。
千里「優姫、どうしたの?」

  『えっ!なにが?』
 
千里「なにが?じゃないでしょ!優姫が
   悲しそうな顔してたからきいたん 
   だよ!」

  『私、そんな顔してたの?』
 
千里「うん!してたよ」

  『ごめんね。なんでもないから
   大丈夫だよ』

千里「そっか!でも、なにかあったら
   絶対言うんだよ?」

  『分かったよ』
 私には“もう”関係のない話だ。
  
  いつか、千里には全部話すから・・・
 
  それまで待ってて・・・・
 
それから、千里とは親友になった入学式が終わってから一週間が経ったある日

千里「そういえば、なんで優姫は
   Sクラスにはいれたの?」

 この高校は、A~DそしてSクラスがある
 
 Sクラスには基準の項目がある