「こっちこい!」


これ以上喋るともっと怒られると思ったのか、中島くんはあれ以上しゃべらなかった



私は空き教室に連れてこられた



「お前はそんなにお仕置きされたいんだな」



ドン



か、壁ドン…前にも同じようなことがあったような…


澪くんの顔がどんどん近づいてくる、私は嫌でとっさに目をつむった



「すみれがメロンパン買ってこなかったせいでお腹すいたなぁ。ん?どうした?まさかキスされると思った?」



かぁと顔が赤くなるのがわかった



これは確信犯だぁぁぁ!恥ずかしすぎる



「ほい!」


「ん?メロンパン?買ったの?」


「お前も腹減っただろ?」


「うん」


中島くんに誘われてイスには座ったけど、食べるものが無くてボーっとしていたのだ(奢ると言われたけど、断った。)


「あれ?でも一つしかないよ?澪くんのは?」