姫は、執事のキスで目を覚ます







姫様は、とても美人だったけど


瞳が死んでいた。闇の深い所まで落ちたような、真っ暗な瞳。



施設の子達とは、比べ物にねらないほど落ちている。



それに、部屋から一歩も出ない。


王族の部屋だから生活に必要な風呂とかは完備してあるけど…


このことについて、王様は


娘は外に出るのが好きではないから

と言っていたけど、たぶんもっと深い事情があるんだと思う。





そして、なにより気になったのは、姫様のお体のことだ。




時々、胸を押さえて顔を歪めていたのを見た。



姫様は、必死に僕に隠そうとしているから





なるべく気付かないようにしているけど…