「そーうた!帰ろ〜」 「おー。あれ、七瀬は?」 「しーらない」 ドアにもたれかかりながら頬を膨らます香奈。 「…女のところか。」 そう言うと、香奈ははぁ、と盛大に溜息をついた。 「あとでシメとくよ」 「お願い」 手を繋いで、教室を出る。 「あ、奏太」 「え?何…」 思考がストップ、というか、時が止まったみたいだった。