それから、2人で失礼しますと言って保健室を出た。
カバンを取りに廊下を歩いていると、前から人が走ってきた。
「香奈!奏太!!」
「栗原くん!」
目の前で七瀬が立ち止まり、肩で息をする。
「お前…どうしたんだよ。」
「どうしたじゃねぇよ!まったく!お前は倒れるし!お前は俺の話聞かないでHRにも出ないで走ってくし!はぁ…」
俺と香奈を順番に指差し息継ぎをしないで喋った。
「ごめんね、栗原くん…」
「いや…それより、大丈夫かよ」
「うん、この通り!」
よかった、とホッとする七瀬。
「なんか、わりぃな。」
「まぁ、しゃーねーだろ。俺たちだし。」
はっはっはっと豪快に笑う七瀬に、俺と香奈は呆れて笑った。

