だんだんと大きくなる声は確かに七瀬。 でも、どこにいるの…? 「七瀬?」 名前を呼んだ瞬間、七瀬が目の前に現れた。 「七瀬!」 手を伸ばして七瀬に触れようとすると、距離を取られてしまった。 何度も何度も触れようとしても、それは同じで。 「くるみ」 さっきからあたしの名前しか呼ばない七瀬の後ろに、小さな光が見えた。 光はだんだん大きくなって、七瀬を包み込むように光っている。