いつものように手を洗い、ジャージに着替える。 お姉ちゃんはリビングのソファでうたた寝していたので、自分の部屋から持ってきたブランケットをかけてあげた。 ♪♪~ お茶を飲みながらテレビを見ていたら、机の上に置いてあったスマホが鳴った。 「……き、吉良くん?」 画面に表示された文字を見て目が点になる。 そこには『君の吉良恵介(ハート)』と書かれていたからだ。 えぇ!? 思わず顔が熱くなる。