確かあれ、毎月買ってるのだよね。
私もあとで借りようっと。


「あー、彼氏ほしい!」

「ど、どうしたのいきなり……」


制服から楽なジャージに着替え、ドーナツを食べる私の耳に届いたのは悲痛すぎる叫びだった。


「見て春子。こんなイケメンそこらに落ちてたりしないかなー」

雑誌の見開きのページを私に見せてくる。



「現役高校生モデル、ケイ……?」

「この際年下でもいいわ!春子の学校にもいない?ケイみたいなイケメン」

「さ、さぁ……」