「ここまで、ありがとうございます。あと、近づいてしまって、ごめんなさい……」


謝ったくらいで、許してもらえるなんて、思ってない……けど。

今の私には、これしか思いつかない。

それに、私なんかといてもきっと楽しくなかっただろうし。

それに関しての、お詫びも込めてもう一度謝る。


「べ、別に怒ってはいないです、はい。ただ少し驚いてしまっただけですし?

そ、それより早く君が家に入ってくれないとボクが帰れないです……」


「すみません……あの、その、気をつけて……」