私も立ち上がり彼を見る。


「も、もしやボクは三枝さんの手に触れてしまったのですか!?どうしようどうしよう吉良に殺されるフラグがああああ!!!」


頭を抱えてダンスらしいものをはじめた穂積くん。

怪我はしてないみたいだから、安心しました。












でも、その後私が家につくまで穂積くんは終始無言で
目も合わせてくれなかった。


やっぱり、不用意に近づいてしまったことを……怒ってるん、ですよね……



「……あ、の!」

家に入る前に、彼の背中に声をかける。