「だ、大丈夫ですか!?どこか、怪我とか……!」

私はしゃがみ込んで彼に手を差し出す。


彼もこちらに手を伸ばし、私の手をとって立ち上がろうとしたのだけれ……ど。


「こ、こんなボクに手を差し伸べてくれる女神が三次元に……?……ぎゃああああ!!!

り、リアル女子の手に、ふふふ触れてしまっ……!!!」

大きく跳ねながら立ち上がる穂積くん。


……ジャンプ力がありすぎて、一瞬カエルさんが見えたような気がしてしまいました。


「あああの、怪我とかされてないですか?」