私が話し終わるとふたりは慌てはじめた。 「そんな、はるちゃんのせいじゃないよ!ただちょっとこいつとは性格というか馬が合わないだけで……」 「そうそう。これでも彼女とは友好的な関係を築けているんだ。君が気に病むことはなにもないよ」 そう……なのでしょうか。 お互いにうんうんと頷き合う姿を見るに、私が思ってる以上にふたりは仲良しなのかな。 私が納得したというように何度も首を縦に振ると、ふたりも笑ってくれた。 「じゃあ、僕はこれで」