「じゃあ今日だけでいいね。園田さん、彼女に一万円。もちろん先払いで」
「それを決めるのはケイじゃなくて俺。悪いんだけど春子ちゃん、あと2、3回来てくれるかな?
次のケイのマネージャーが見つかるまでお願いしたいんだ」
「はい……大丈夫です」
お金を貰うんだし、きちんと私だって役に立ちたい。
頑張らなきゃ!
「……まぁ、僕がずっとそばにいるようにすればいいか。園田さん、メイクさん呼んできてもらえる?」
「あ、あぁ……それじゃ春子ちゃん、少し外で打ち合わせしようか」
「わかりました」
吉良くんにAスタジオに集合だと伝え、園田さんとともに控え室を出た。


