「好きなんです。中学の頃からずっと……」
中学の時、奈々ちゃんが通っていた学校とのテニスの練習試合で先輩がいるのを見て、一目惚れしたらしい。
先輩を追い掛けてこの高校に入ったというのはあたしと同じだけど、彼女は先輩に差し入れを持っていったりもしているというから驚きだ。
「料理が上手くなりたいのも、先輩のために色々なものを作ってあげたかったからなんです。先輩は家庭的で女の子らしい子が好きみたいだから」
「そう、なんだ……」
家庭的で女の子らしい子って……
あたしは最初からストライクゾーン外だったってことか!
今更ながら虚しくなるけど、今はそんなことはどうでもいい。
「……奈々ちゃんは、先輩の噂を聞いてもまだ、好きなの?」
この間の部活の時、陸達とあたしの会話を奈々ちゃんも聞いていたはず。
だからきっと、あの時浮かない顔をしていたんだよね。
そう思いながら聞くと、奈々ちゃんは恥ずかしそうに俯いて、でもはっきりと「はい」と言った。
中学の時、奈々ちゃんが通っていた学校とのテニスの練習試合で先輩がいるのを見て、一目惚れしたらしい。
先輩を追い掛けてこの高校に入ったというのはあたしと同じだけど、彼女は先輩に差し入れを持っていったりもしているというから驚きだ。
「料理が上手くなりたいのも、先輩のために色々なものを作ってあげたかったからなんです。先輩は家庭的で女の子らしい子が好きみたいだから」
「そう、なんだ……」
家庭的で女の子らしい子って……
あたしは最初からストライクゾーン外だったってことか!
今更ながら虚しくなるけど、今はそんなことはどうでもいい。
「……奈々ちゃんは、先輩の噂を聞いてもまだ、好きなの?」
この間の部活の時、陸達とあたしの会話を奈々ちゃんも聞いていたはず。
だからきっと、あの時浮かない顔をしていたんだよね。
そう思いながら聞くと、奈々ちゃんは恥ずかしそうに俯いて、でもはっきりと「はい」と言った。



