すべての仲間を失ったサラ。 生きる気力も失った頃、サラはある町にたどり着く。 その町の住人は、いたって穏やかだった。 ひょんなことから、タイシという少年を助けたサラは、少年の父であり町長であるムラサメに、町へと迎え入れられる。 この町の住人は、人を喰らわないのか? 人を襲わないのか? だが平和な町と温厚な住人によって、サラの警戒心も薄らいでいく。