身を隠すことにしたサラたち。 眠っているミツコの頭めがけ、石を振り下ろすのは、わずかに生き残った町民。 「やめな‼」 サラは石を叩き割った。 「どうして私たちが食べられるの⁉」 町民が叫ぶ。 「どうして私たちなのだ」と。 それは。 喩えるなら。 「歩く松茸だからださ」 肉を喰らうこと。 それは、生きることではないか。 それがミツコの場合、人肉なのだ。 ならば、その時がきたら戦うのみ。 そう、ミサが遺した赤子を抱きしめながら思った。 そして、この島から脱出する時がきた。