歩く松茸



村人がやってきた。
人を喰らう人喰い族。
ムラサメは、タイシを抱きしめた。
物陰から様子をうかがうサラ。
ここの町民は死人と同じ。まだ戦って喰われるほうがマシじゃないか‼
人としての誇りを。
父としての愛を。
父の手を握っていたタイシは、村人の手を…。
「すまん」
ムラサメが呟いた。
そして、村人に飛びかかった。