「っ私、咲都 沙羅14才、借りていきまーす!!」






ちぃちゃんが私を連れ去った。





教室前の廊下を走る。





行き先は………




ばん!!






ちぃちゃんが勢い良く、ドアを開けた。









ビュオオオオ!!



強い風がふく。






「やっぱり、お弁当タイムは屋上でしょ!?」







ちぃちゃんがウインクをして言う。


……そのわりには、ゼーゼーと肩で息をしている。


「うーん、誰も居ない……ね。」







「そうだね!!早く、お弁当食べよう!!」




私はあせあせと、お昼の準備をした。