なんかさぁ、もっと、「咲都の隣とか、嬉しすぎるんだけど。」って、赤面でぼそっと呟くとかさ。








それだけ!?




私のそんな淡い期待は、泡となって消えてしまった。





やっぱり、凌君、私のこと何とも思ってないのかな―――――――……。




「………………」




「なぁ沙羅、今日の六時間目、何の勉強だっけ?」







!!!??


一気に距離を詰めて来た凌君。



凌君が近い〜〜〜〜〜!!!



キャアアアアアア――――――――!!!!







女子の悲鳴。









そして、モチロン……………




「お前らって、付き合ってんの〜〜〜〜〜〜!!?」




男子の質問責め。