「お前が心配だ」

俺はとうとう言ってしまった

「分かった」

そう一言ルカは言って微笑んだ。

結局俺らは次の日には6人で島に時空間移動術で帰った。

またヘリ落ちても今回はまずいし。

流華のことが俺は正直心配だ。

アイツにばかり純赤石や赤石を作っているが・・流華は全然飲んでない。

呪術医がルカに作ったものも全部アイツに与えている。

力を使い過ぎ続けている。

キャパやらなんやらがあってもなんか変じゃないか・・?

心配しすぎだろうか・・。

島は左翼へ祈る為交代しながら呪術医も島民も協力に来てくれる。

狙撃も攻撃も1週間たってもされない。

平和そのものってわけじゃないけど。

島っていいなあ

でもこの島が危険になったら終わりだ

流華は報告や問答やら何やら会議やらで大忙しで。

結局夜は一緒に寝るけど見てないときに鍛錬でもしてるのか擦り傷やらはちらほらと目に付く。

あんなに危険な公務でも傷一つ作らなかったから余計心配だ。

大きな怪我じゃないけど何をしたらこのワイルドモンスターに傷を作れるんだ?

時間が出来てアイツがちゃんと満足に歩けるようになったら・・聞いてみようかな。

俺も警戒パトロールをしながら鍛錬に励んでいる。あの子供らもその親も企業に属してない人間達・・警戒態勢ということで散らばっている神咲の姓をもつ者。全てが本家の隣っていってもすげえ田舎だから離れてるけど分家に集まっている。

いつもより賑やかでいつもよりピリピリしてるんだよな。

俺はというとガードという考え方じゃなくて気を放出しまくるような攻撃的でもいいからなんかしらの膜が出来ればガードに近しいモノ銃でも跳ね返せる技ができるような気がするんだけどな・・。

ルカの言うような応用を考えたら可能かなと思うんだけど。俺補助輪メンズだったし・・なかなかうまくいかないや。

いとこ殿は今日も俺の腕の中で眠る。何を考えていらっしゃるのか、どうなってんのか。

去年までの俺はもういなくてやることやハードルだけが増えていくけど

俺はもう止まってないぜ。歩いたり走ったりしている。

闇の国所属かもしれないけど宝石みたいな女の子を中心に俺は導かれ進んでいく。

だから真っ直ぐに俺を見る流華を真っ直ぐに見て話ができる。

それがもしそれたとき・・俺は俺であって俺じゃなくなるから真面目に生きていこうと思った。

最近流華の髪が金髪から銀?白っぽい金色になっている。プラチナって言うのかな。

勿論島にはオシャレな美容室はない。

(´ε`;)ウーン…これはこれで綺麗なんだが・・・謎すぎるな。