誰だってお姫様







今の歓声があたしに対するもの??

いや、確かに自分でもこの姿を見てちょっと見とれたけれども、所詮あたし。

こんなにたくさんの人に騒がれるはずがない。




『これは絶対神谷くんに対してでしょ……神谷くんの方こそ自覚ないの??』


「や、山崎さんに言われたくない………フフッ……みんな山崎さんを見てるんだよ?…………山崎さんがすごく綺麗だから。」




そんなはずは…………


てか、また綺麗って言われた////しかもすごくとか付けられたんだけど////

もう……ホント神谷くんはお世辞がうまいなぁ………



「その顔……まだ俺の言ってること信じてないでしょ…」



え!?なんでバレたの!?!?




「山崎さん、すごい顔に出てるから。」




あたしそんなに顔にでてるの!?恥ずかしい!!




「まぁ、いいや………一曲踊っていただけますか?」


『あ……えと…………は、はい』




そして神谷くんと一曲踊った。
神谷くんのリードは完璧で、全くダンス経験のないあたしでもスムーズについていくことができた。