「俺の連れだ。触んな」 周りの同年代くらいの男3~4人を散らし、あずを連れ出す。 「ちっ…、おい、いくぞ」 「大丈夫か?梓」 「平気です…」 そう言いながら微かに震えるあず。 あいつら殴ってやりたい。 『柊也、落ち着け』 響いてきたユズの声に、少し冷静になる。 あぁ、ほんとに僕はなんで生きてないんだろう。