授業の始まりを告げるチャイムが鳴る。

教室に戻りたくない。

だけど、戻らなきゃ。

教室に入った瞬間、痛いほどの視線が突き刺さる。

私は無言で、当の本人-......森叶歌を睨みつける。

なに食わぬ顔で席に着いてる本人に、苛立ちを隠せない。

「.......ッ」

そして、私も席に着く。

先生が来た。

こんな日に限って苦手な数学。

全く頭に入んないよ.....