「ダメよ… 絶対にそんなことしちゃダメよ? 落ち着いてね。 自分と向き合おう?ね? 約束して…。 絶対にダメよ」 そんな優しい声が刹那の耳に聞こえた瞬間、刹那が目を開くとそこは見たことがない世界だった。 真っ暗でまるでペンキをこぼしたかのように、漆黒だった。 途方もなく暗く手を伸ばすとその先が見えないほどだった。