ぶつぶつ言う刹那を外に連れていくと、刹那は大きく息を吸い込んだ。 「うーん…! 空気がおいしーい!! はぁ、窮屈からの開放感!」 大きく伸びをする刹那。 「なぁ、刹那…… どんなに苦しい記憶でも取り戻したい?」 真剣な顔で聞いてくる遼誠。 「当たり前よ。 だって、自分が知らないところで、コソコソされるのも嫌だもの。 それに、その記憶は本当に全てが苦しいわけじゃないと思うわ。 楽しかった記憶もあると思う。 そう信じてる」